単元によって難易度が大きく違うのが数学算数です。
たとえば、中学の数学について、やさしい単元から難しい単元まで並べてみましょう。
◎単元によって難易度に大きな差がある (A、B・・・の順に難しくなります。)
計算(A)
方程式(B)
統計(B)
確率(B)
関数(C)
平面図形(C)
立体図形(D)
難しい単元は誰にとっても難しいのです。
(A)、(B)レベルの単元はできれば満点を目指しましょう。
(C)、(D)レベルの難しい単元で満点を目指す必要はありません。クラス平均レベルより10%程度高い得点を目指しましょう。
◎入試問題でも考え方は同じ
出題校や年度によりますが、たとえば埼玉県の公立高校の場合、次のような配点です。
①学校教科書レベルの問題・・・約7割
②よりも難しい問題・・・約2割程度
③超難問・・・1割未満
入試に成功するためには、①の教科書レベルの問題でどれだけとれるかが大切です。
③の難問ができても、①で失敗しては意味がありません。
①では満点をめざします。
②では平均レベルかそれより10%程度高い得点を狙いましょう。
③はできなくてかまいません。
なお、埼玉県の数学では、出題レベルが2つあります。「学力検査問題(一般レベル)」と「学校選択問題(難関レベル)」です。ここでは、「学力検査問題」で考えましたが、「学校選択問題(難関レベル)」でも考え方は同じです。